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進化:社会の絶対的寄生者から卓越した協力者への進化

Nature 441, 7091 doi: 10.1038/nature04677

生物間での絶対的関係はこれまで何度も進化してきており、その関係は寄生の場合もあれば双利共生の場合もある。絶対的関係をもつ生物は、生存を他者に依存しており、それゆえ自身の宿主もしくは共生相手と共進化する。絶対的状態が進化の終着点なのか、それとも絶対的関係をもつ系統が再び自立的生活に戻る方向に進化できるのかは重要な問題であるが、これまでほとんど調べられていない。粘液細菌の一種Myxococcus xanthusは、社会性をもつ集団となって胞子を形成する子実体を発達させることにより、飢餓状態を生き延びる。M. xanthusには、単体では子実体を発達させられない遺伝子型のものがあり、そうした個体は混成集団内で、子実体を形成する遺伝子型のものに便乗することがある。今回我々は、利他的宿主に対する絶対的依存状態から社会的協力を行う自立的な状態への、進化的移行について報告する。この社会的自立の復活は1回の突然変異により生じ、その効果は大きく、祖先型寄生者からの搾取を受けずにすむなど、どちらの祖先遺伝子型よりも高い適応度をもたらす。それゆえ過渡的な絶対的寄生状態は、自立的かつ社会的に優位な新しい状態へ進化するための到達手段として役立つことになる。

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