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トランスフォーミング増殖因子-βはTH17細胞の分化を誘導する

Nature 441, 7090 doi: 10.1038/nature04754

インターロイキン(IL)-17の産生を特徴とするエフェクターCD4+ T細胞の新しい細胞系譜は、T-ヘルパー-17(TH17)細胞とよばれ、従来のTH1およびTH2細胞とは異なる特徴をその分化や機能において示すことが最近明らかになった。TH1やTH2と同じく、TH17細胞が、細胞外細菌などの特定の種類の病原体に応じた適応免疫を誘導するように進化したことはほぼ確実である。異常なTH17応答は、報告例が増え続けている自己免疫疾患に関与するとされている。TH17の分化は、IL-12サイトカインファミリーに属し、IL-12と共通のサブユニットであるIL-12p40を共有しているIL-23と関連づけられている。また、IL-23受容体とIL-12受容体も、IL-12Rβ1というサブユニットを共有している。それぞれの受容体は、独特な誘導性受容体構成要素であるIL-23RおよびIL-12Rβ2と対をなし、受容体としての反応性を獲得する。我々は、TH17分化への拘束に重要なサイトカインとしてトランスフォーミング増殖因子-β(TGF-β)を同定した。TGF-βはIL-23Rの発現を上昇させるように働き、IL-23に反応性を付与する。IL-23は、in vitroおよびin vivoにおいて、IL-17を産生するT細胞の分化に必要ではないが、病原菌である腸粘膜肥厚症菌(Citrobacter rodentium)に対する宿主防御に必要である。ナイーブT細胞に対するTGF-βの作用はインターフェロン-γやIL-4と拮抗することから、TH1、TH2およびTH17細胞の分化機構だと考えられる。

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