Letter 宇宙:銀河中心部のリッジから放射される非常に高エネルギーのγ線の発見 2006年2月9日 Nature 439, 7077 doi: 10.1038/nature04467 銀河宇宙線(最大1015eV のエネルギーを持つ)の起源は、膨張する超新星残骸の衝撃波であると広く考えられているが、いまだ明らかでない。現時点で、銀河宇宙線の加速と伝播を調べる最良の方法は、宇宙線が星間ガスと相互作用するときに生じるγ線の観測である。本論文では、銀河系の中心部200パーセクにある巨大分子雲の集合体に空間的に相当する、非常に高エネルギーのγ線(>1011eV)を放射している広い領域を観測したことを報告する。γ線スペクトルの硬さと、これらの巨大分子雲における条件は、γ線を生じる宇宙線が電子ではなく陽子や核子である可能性が高いことを示している。これらの宇宙線の持つエネルギーは、およそ104年前の単一の超新星爆発に由来する可能性がある。 Full Text PDF 目次へ戻る