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進化:マンモスのミトコンドリアゲノムの多重増幅とゾウ科の進化

Nature 439, 7077 doi: 10.1038/nature04432

絶滅種のゲノム研究で主要な制限となるのは、試料中に含まれる古代DNAが少量であることと、古代DNAが劣化状態にあることの2つが一般的である。とはいえ、最大1,600塩基対(bp)の産物が増幅された希少な例もある。オーバーラップする部分のある小型のPCR産物を使って、より長い区間の塩基配列や、さらには全ミトコンドリアゲノムも再構築できることがあるが、このやり方は希少な試料から実行できる増幅の回数によって制限される。したがって、マンモスや地上性ナマケモノ、ホラアナグマなどのよく研究された更新世の動物種でも、1,000 bpを超えるDNA塩基配列が再構築された例は今のところない。本論文では、更新世のケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の完全なミトコンドリアゲノム塩基配列を報告する。我々は約200 mgの骨を用い、劣化した少量のDNAから複数のDNA配列を同時に復元できる新手法を使った。今回の系統発生解析から、このマンモスはアフリカゾウよりもアジアゾウに近縁なことがわかった。しかし、マンモスとアフリカゾウとアジアゾウの分岐は短期間に起こっており、その期間は3つの進化系統の系統樹全長のわずか約7%にすぎない。

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