Review Article 地球:地形に示される生命の徴候の探索 2006年1月26日 Nature 439, 7075 doi: 10.1038/nature04452 地形は、基盤岩の隆起、変形および崩壊と堆積物の浸食、移動および沈殿によって形成される。生命体はこれらの過程すべてにおいて重要である。短い時間スケールでは、生命体がもたらす影響は明白である。岩石の風化、土壌の形成と浸食、斜面の安定性と河川の動態は、化学反応を媒介し、土壌を増やし、地表を引き裂き、また根を張ることで強度を加えるといった生命過程によって直接影響を受ける。地質学的時間スケールでは、生物の影響はそれほど明白ではないが、同様に重要である。生物相は気候に影響を与え、さらに気候条件は地形の進化を支配する浸食の速度と機構に影響を及ぼす。明らかに人為的な影響は別として、こうした過程の結果として生じた地形は紛れもない生命の痕跡を残すだろうか。地形に対する生命体の影響は、ほとんど調べられたことのない問題である。本質的に小さいスケールの生命過程がどのようにして地形全体の形成に影響を及ぼし得るかを探求し、これらの過程が独特な地形を形成できるか否かを判定するには、生命体の影響を明確な形で取り込んだ浸食の法則が必要である。 Full Text PDF 目次へ戻る