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発生:プレグネノロンは微小管を安定化しゼブラフィッシュ胚の細胞運動を促進する

Nature 439, 7075 doi: 10.1038/nature04436

胚における細胞の移動は形態形成と体の形を確立するために必須であるが、その機構についてはあまりわかっていない。本研究で我々は、ステロイド生産酵素 Cyp11a1(コレステロール側鎖切断酵素、P450scc)によってコレステロールから作られるプレグネノロンが、被包時の細胞移動の促進に働くことを示す。被包は胚性細胞が動物極から下にある卵黄を包むように広がる過程である。被包時には cyp11a1は胚外性の卵黄合胞体層で発現している。アンチセンスのモルフォリノオリゴヌクレオチドを用いて、ゼブラフィッシュ胚のcyp11a1の発現を減少させると、細胞運命には影響しないが、被包の遅延を引き起こす。この遅延はcyp11a1RNAの注入やプレグネノロンの投与によって部分的に回復する。我々は、この被包胚期の遅延には重合した微小管の量の低下が付随しており、プレグネノロンによってこの微小管の異常が回復できることを示す。今回の結果は、プレグネノロンが微小管量を高く保ち、被包時の細胞移動を促進することを示唆している。

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