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植物:シロイヌナズナでみられるクロマチン構造および細胞運命の位置情報に応じた切り替え

Nature 439, 7075 doi: 10.1038/nature04269

植物細胞の多くは発生的な可塑性を維持し、位置情報の新たな供給源に接すると細胞運命を変更できる。シロイヌナズナ(Arabidopsis)の根表皮では、位置情報および将来非根毛細胞となる細胞内のホメオドメイン転写因子GLABRA2GL2)の活性に応じて細胞が分化し、根毛細胞と非根毛細胞の列が交互に生ずる。本研究では、無傷根表皮組織での三次元蛍光in situ ハイブリダイゼーションにより、GL2遺伝子座周囲のクロマチン構造の状態変化が、位置に依存して起こる細胞型指定の制御に必要であることを示す。異常な細胞分裂が起こって、根毛細胞列から非根毛細胞列に細胞が移ると、細胞運命の切り替えが起こる。このとき、GL2座周囲のクロマチン状態は受け継がれず、細胞周期のG1期に局所的な位置情報に応じて再構成されることがわかった。このクロマチン構造再編能力は、植物細胞の運命変更の可塑性の基盤となっている可能性がある。

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