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地球:地球温暖化時の山岳氷河と氷冠による海水準上昇の予測値の低下

Nature 439, 7074 doi: 10.1038/nature04448

地球温暖化の結果、21世紀には平均海水準が上昇すると予測されてきた。この海水準変化の予測は、将来の温室効果ガスの推定排出量とどのモデルを使うかによって変わるが、中程度の排出シナリオ (A1B) の場合のモデル平均結果では、2100年までに0.387 m上昇すると考えられている。海水準上昇に最も大きく寄与するのは、熱膨張(0.288 m)と山岳氷河や氷冠の融解(0.106 m)であり、グリーンランド(0.024 m)と南極大陸(-0.074 m)からの寄与は小さいと推定されている。本論文では、融解モデルと幾何学的体積モデルを低めの氷床体積推定値に適用し、グリーンランドと南極大陸以外の氷河の海水準上昇への寄与を評価した。体積縮小の扱い方を改善するとともに、山岳氷河融解の寄与と氷冠融解の寄与を分けて評価した最初の結果を示す。氷冠は、山岳氷河よりもゆっくり融解していることがわかった。山岳氷河は21世紀に面積が急激に減少しており、このため氷の融解源としては限定されると思われる。2つの気候モデルを用いた結果、山岳氷河と氷冠の融解による海水準上昇は、2100年までに0.046 mと 0.051 mであると予測されるが、これらはこれまでの予測値のおよそ半分である。

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