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発生:平面内細胞極性シグナルは神経管形成時に細胞分裂と形態形成を結びつけている

Nature 439, 7073 doi: 10.1038/nature04375

神経管閉鎖障害(NTD)は環境的要因または遺伝的な異常により、新生児1,000人に1人の割合で生じる。このような先天性欠損症のマウスあるいはカエルのモデルからは、Van Gogh-like 2(Vangl2; 別名Strabismus)や他の平面内細胞極性(PCP)シグナル伝達系の構成因子が、 神経前駆細胞の正中線への収束を促進することにより神経管形成を制御していると考えられている。 本研究では、ゼブラフィッシュの神経管形成時にPCPシグナルが果たす新たな役割を明らかにする。非典型的Wnt/PCPシグナル伝達は神経前駆体に前後軸に沿った極性を与えることがわかった。この極性はneural keelにおいて細胞分裂時に一時的に消失するが、娘細胞が神経上皮に再統合されるにつれて再び確立される。trilobite 変異体で見られるゼブラフィッシュVangl2の欠失は、neural keel細胞の極性を失わせ、娘細胞の神経上皮への再挿入を阻害し、異所的な神経前駆細胞の蓄積とNTDを引き起こす。特に、細胞分裂を阻害するとtrilobite 変異体の神経管形成は回復するが、収束と伸長の異常は継続する。これらの結果は、PCPシグナルが神経管形成時に細胞分裂と形態形成を結びつける機能を持っていることを示しており、NTDの原因と思われるこれまでに明らかでなかった機構を示している。

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