Letter 細胞:Sec13/31 COPII被覆かごの構造 2006年1月12日 Nature 439, 7073 doi: 10.1038/nature04339 真核細胞の内部にある膜は動的な構造体であり、特化した細胞装置の活動を介して常に連絡しあっている。こうした装置の一例が、小胞体(ER)からの荷物の搬出にかかわる被覆タンパク質複合体II(COPII)である。COPIIはSar1 GTP加水分解酵素、Sec23 とSec24(Sec23/24)、および構造的役割を持つSec13とSec31 (Sec13/31)からなる。Sec23はSar1特異的GTPアーゼ活性化タンパク質であり、Sec24は荷物の選別に働く。最近の結果から、Sec23/24 とSec13/31が自己集合してCOPIIのかご状粒子を形成することが明らかになっているが、我々は今回、Sec13/31がSec23/24なしでも自己集合して、ごく小さいかごを形成しうることを示す。我々は、低温電子顕微鏡と単粒子解析を用いて、このようなSec13/31のかごを30Åの分解能で3次元再構成した。その結果、柔軟な格子を形成し、多様なコンテナを作り出せると考えられる新規な立方八面体構造が明らかになった。我々のデータは、Sec23/24にはSec13/31の自己集合を局所的に起こさせてERの荷物搬出を駆動するかご状格子を形成させる多価リガンドとしての非構造的役割があるというCOPII被覆複合集合体のモデルと一致する。 Full Text PDF 目次へ戻る