Article 宇宙:当て逃げ型の惑星衝突 2006年1月12日 Nature 439, 7073 doi: 10.1038/nature04311 地球型惑星の形成は、我々の太陽系内で、およそ1000万年から1億年にわたる巨大衝突によって終了し、そこでは月から火星の大きさを持つ数百個の形成途中の原始惑星が、相互の、あるいは木星との重力による近接遭遇や共鳴を通じて、ランダムな速度を獲得したと考えられている。これによって、惑星の交差軌道や衝突が生じ、4つの地球型惑星や月、小惑星が作り出された。しかし本論文で我々は、衝突する惑星が一般に考えられているようにただ合体するだけではないことを示す。多くの場合、より小さな惑星は、大きく変形し、自転速度が上昇し、平衡状態から減圧され、その外層がはぎとられた状態で衝突から離脱し、場合によってはバラバラになって一連の種々の天体になることもある。このような「当て逃げ」衝突の残骸は、残った惑星形成中の集団中に広く存在すると予想され、したがって小惑星形成と隕石生成に関連があると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る