Letter

宇宙:銀河系中の大質量星からの放射性26Al

Nature 439, 7072 doi: 10.1038/nature04364

放射性の26Al(半減期約7.2×105年)からのγ線により、銀河系で継続している元素合成の様相を垣間見ることができる。銀河系は、そのようなγ線に対して比較的透明であり、放射は銀河面に沿って集中していることが明らかになっている。このことから、銀河系全体にわたって、大質量星が26Alの生成を支配していると結論された。一方、隕石のデータからは、26Alがおそらく原始太陽系円盤での核破砕反応によって局所的に生成されたことを示す証拠が示されている。さらに、はくちょう座の領域からの顕著なγ線放射は、銀河系の26Alのかなりの割合が、局所的な星形成領域に起源をもつ可能性を示唆している。本論文では、1808.65 keVでの26Alの放射スペクトルを高分解能測定したことを報告する。今回の結果は、26Al源の領域が銀河系と共に回転していることを示しており、これは26Alの起源が銀河系の規模に広がっていることを証拠立てている。我々は、現在の26Alが太陽質量の2.8(±0.8)倍の平衡質量であると決定した。さらにこの値を用いて、コア崩壊型(つまり、Ib/c型とII型)超新星爆発の頻度が、100年につき1.9(±1.1)個であると決定した。

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