Article 細胞:翻訳中のリボソームに結合した大腸菌E. coliタンパク質透過チャネルの構造 2005年11月17日 Nature 438, 7066 doi: 10.1038/nature04133 分泌タンパク質と膜タンパク質は、タンパク質透過チャネル(PCC)によって、細胞の膜を通過、あるいは膜の内部へと転位する。今回我々は、大腸菌PCCであるSecYEGとリボソームおよびシグナルアンカーを含む新生ペプチド鎖との複合体の、低温電子顕微鏡再構成像を示す。この再構成像は、1個のメッセンジャーRNA、3個の転移RNA、新生鎖、および転位作業中のPCCとmRNAのヘアピンに結合した転位作業中ではない別のPCCの詳細な形を示している。転位作業中のPCCは、リボソームRNAのヘアピンとは両脇で、リボソームタンパク質とは背面で結合しており、前面は開放されている。基準モードに基づくフレキシブルフィッティング(normal mode-based flexible fitting)により、古細菌SecYEβの構造をPCCの電子顕微鏡から得られる電子密度図に適合させると、PCC内の2個のSecYEG複合体は前面どうしを向き合わせる配置をとる。これは、ポリペプチドの転位中に、つながった2個のSecY半片が開いてチャネルが形成されるという考えを支持する。転位作業中のPCCでは離れた2個の孔が異なる程度でバルク脂質に接触しているという我々の観察に基づき、我々は翻訳と同時に起こるタンパク質転位のモデルを提案する。 Full Text PDF 目次へ戻る