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宇宙:銀河中心にある電波源Sgr A*はおよそ1 AUの大きさである

Nature 438, 7064 doi: 10.1038/nature04205

ほとんどの銀河の中心部に超大質量ブラックホールが存在することは広く認められているが、具体的な証拠は得られていない。いて座A*(Sgr A*)は、我々の銀河系の中心にある極めてコンパクトな電波源で、最も近くにあるため、ブラックホールが存在する証拠を得るには最良の候補である。これまでの超長基線電波干渉計による観測(波長7 mmでの)に基づき、Sgr A*がおよそ2天文単位(AU)の大きさであることが報告されているが、それでもこれはブラックホールの事象の地平面近くで一般相対性理論的効果によって生じるはずの「影」(明るい輪によって取り囲まれる著しく暗い内部領域)より依然として大きい。また、計測された大きさは波長に依存している。本論文では、Sgr A*を3.5 mmの波長の電波で捉えた画像を報告し、その大きさがおよそ1AUであることを示す。その質量の下限値と組み合わせると、質量密度の下限値は6.5×1021Mpc-3(Mは太陽質量)となり、これはSgr A*が超大質量ブラックホールであるという確かな証拠となる。波長と真の大きさとの間に、べき乗則の関係(大きさ∝波長1.09)があることから、より短波長ではより小さい放射領域が観測されることを予想する、階層構造をもつ放射モデル以外の説明は明らかに除外される。

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