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医学:ウイルス-細胞融合の阻害剤の腟投与によりアカゲザルをSHIVの経腟攻撃から防御

Nature 438, 7064 doi: 10.1038/nature04055

ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)は主として異性間の性的接触によって広がり続けているが、ワクチンはまだできていない。そのため、教育プログラムや行動変革プログラムを補う、ワクチンに代わる感染防御法が求められている。このような方法の1つが腟殺菌薬、すなわち阻害性化合物の性交前の腟投与である。今回我々は、この膣殺菌薬投与という考え方を検討するため、CCR5受容体を使うサルヒトキメラ免疫不全ウイルス(SHIV-162P3)を用いたアカゲザルの「高用量」経腟感染モデルで、ウイルスの細胞への付着および侵入過程の異なる段階を阻害する3種類の化合物について調べた。3種類の化合物は、ウイルスのgp120糖タンパクに結合してCD4受容体およびCCR5受容体への付着を妨げる低分子BMS-378806、CCR5に結合してgp120の結合を阻害する低分子CMPD167、細菌が発現するペプチドでgp41を介した融合を阻害するC52Lである。in vitroでは3種類すべてがT細胞と子宮頚部組織の外植片への感染を阻害し、C52LはCMPD167あるいはBMS-378806と相乗的に働いて、培養細胞株への感染を阻害する。in vivoでは、各化合物を単独で用いても組み合わせて用いても、顕著な防御効果が見られた。CMPD167とBMS-378806は、SHIV攻撃の6時間前に投与しても、防御効果を示した。

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