Review Article 進化:間接的互恵性の進化 2005年10月27日 Nature 437, 7063 doi: 10.1038/nature04131 自然選択とは従来、他者を犠牲にして自身の資源を最大にする、強く利己的な者に有利に働くものと考えられてきた。しかし、ヒトの社会をはじめとする生物学的システムの多くは、利他的で協力的な相互作用を基盤として形成されている。自然選択はいかにして非利己的な行動を後押しできるのだろうか。これまでさまざまなメカニズムが提唱されてきたが、近年、自分が誰かを助ければ、別の誰かが自分を助けてくれるという間接的互恵性に関する分析が詳しく行われるようになってきた。間接的互恵性によって協力が進化することにより、評判の形成、道徳的判断、そして増大し続ける認知要求との複雑な社会的相互作用が生まれるのである。 Full Text PDF 目次へ戻る