Letter 発生:脊椎動物のSmoothenedは一次繊毛において機能する 2005年10月13日 Nature 437, 7061 doi: 10.1038/nature04117 哺乳類のHedgehog(Hh)経路にいくつかの鞭毛内輸送タンパク質がかかわっているという予想外の知見は、 繊毛とHhシグナル伝達経路との間に機能的なつながりがあることを示唆している。本研究では、Hhシグナル 伝達に必須の7回膜貫通型タンパク質である哺乳類の Smoothend(Smo)が、一次繊毛で発現されることを示す。Smoの繊毛での発現は、Hh経路活性によって制御されている。つまり、Sonic hedgehogまたはSmoの活性型変異はSmoの繊毛への局在を促進するが、Smoのアンタゴニストであるシクロパミンは繊毛局在を阻害する。Smoの一次繊毛への移行は、疎水性で塩基性アミノ酸からなる保存された配列に依存しており、この配列は線虫(Caenorhabditis elegans)で7回膜貫通型タンパク質の繊毛への局在に必要であることが以前に報告されていたドメインと相同である。このドメインに変異が生じると、培養細胞やゼブラフィッシュ胚でSmoの繊毛への局在が阻害されるだけでなく、Smo活性が消失した。したがって、Hh依存的な繊毛への移行はSmoの活性に必須であり、このことはSmoが一次繊毛で機能することを示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る