Article 地球:2004年パークフィールド地震から得られた結果が地震予知と災害評価にもたらす影響 2005年10月13日 Nature 437, 7061 doi: 10.1038/nature04067 大地震の直近で高品質な観測データを得ることは簡単ではない。地震の起きる場所と時間に適切な計測器がなければならないからだ。これらの条件が初めてそろったのは、2004年9月28日にカリフォルニア州のサンアンドレアス断層の上で起こったパークフィールド地震においてである。ここは地震を記録するために設計された稠密な観測網の真ん中に位置している。得られたデータから、これまで観測されたことがない地震発生過程の諸相が明らかになった。本論文では、このデータをパークフィールドでこれ以前に起きた地震のデータと合わせることで得られた地震の物理過程と地震予知についての知見を示す。2004年パークフィールド地震は明瞭な前兆現象がなく、地震の信頼できる直前予知は未だ不可能であることを立証している。現時点で地震が社会に与える被害を軽減するためには、被害を生じさせる地震動の強さと発生場所をより正確に予測できる次世代のモデルを開発することに集中すべきであろう。 Full Text PDF 目次へ戻る