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免疫:補体成分C3の構造解析から免疫の機能と進化を考察する

Nature 437, 7058 doi: 10.1038/nature04005

哺乳類の補体系は、系統発生的に古いカスケード系であり、自然免疫および獲得免疫において主要な役割を担っている。補体C3(1,641アミノ酸残基)の活性化は3つの補体経路にとって中核的な役割を持ち、炎症および自己や非自己標的の排除を引き起こす。本論文では、C3とその主要な最終分解断片であるC3cの結晶構造を提出する。これらの構造から13個のドメインが明らかになり、そのうちの9つは予測外のものであった。また構造からは、α2-マクログロブリンファミリーに属するタンパク質が、8つの相同なドメインからなるコアから進化したことが示唆される。活性化されたC3が標的表面へ共有結合により接着するのに必須であるチオエステル基の加水分解を防止する機構は二重になっている。β鎖からなるドメイン群が形成する環状構造を介した重要な相互作用部位の移動など、α鎖内に起こる大規模なコンホメーション変化は、C3の活性化、調節および生物学的機能に関する、先例のないコンホメーション依存性の機構の存在を示している。

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