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医学:VEGFが誘導する血管透過性がもたらす病態生理学的帰結

Nature 437, 7058 doi: 10.1038/nature03987

血管内皮増殖因子(VEGF)は血管新生を引き起こすが、同時に病変組織では血管の障壁機能を破壊する。したがって癌や虚血性疾患においてはVEGFの発現が、思いがけない病態生理学的帰結をもたらす。VEGFは、内皮の細胞間結合を解離させることによって血管に透過性をもたせ、浮腫を引き起こし、その結果、卒中や心筋梗塞後の虚血組織に広範な損傷を与える。癌の場合、VEGFによる血管障壁破壊が癌細胞の血管外遊出を可能にすることがあり、転移病巣の広がりにつながりかねない。したがって、VEGFの血管透過性促進作用を抑えれば、虚血性疾患後の組織傷害を軽減し、血液中の癌細胞の浸潤を最小限にできる可能性がある。

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