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細胞:非対称的な細胞分裂が哺乳類皮膚の層形成と分化を促進する

Nature 437, 7056 doi: 10.1038/nature03922

表皮は扁平上皮が重層したもので、障壁となって有害な微生物を排除し、体液を保持している。このような機能を果たすために、最も内側の層にある増殖性の基底細胞は、基盤となる細胞外マトリックスの基底膜から周期的に離れて外側へと移動し、最後には死んでしまう。ひとたび基底層上へと動くと、細胞は分裂をやめて分化プログラムへ進み、障壁を形成する。しかし、層形成の仕組みはほとんどわかっていない。in vitroでの実験から、層形成は離層とその後の表皮細胞の移動によって起こるとの見方がされてきたが、ほとんどの培養条件では、組織の基底層のケラチノサイトがもつ極性や立方体形の形態を失ったケラチノサイトが生じやすい。しかしこうした性質は、別の機構、すなわち紡錘体が基底膜に対して垂直方向に位置して起こる非対称細胞分裂による層形成を考える場合に重要になってくる。本論文では、表皮基底細胞が自らの極性によって非対称的に分裂し、基底層上方の細胞になるように発生運命が拘束された細胞と増殖性の基底細胞が生じることを明らかにする。さらに、特殊なプロテインキナーゼC、Par3-LGN-Inscuteable複合体、NuMA-ダイナクチンが頂端に局在して紡錘体を適切に配置するためには、インテグリンとカドヘリンが必須であることも明らかにする。

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