Letter 宇宙:大質量の原始星を取り巻く星周円盤 2005年9月1日 Nature 437, 7055 doi: 10.1038/nature04012 太陽の数倍の質量をもつ星の形成過程は、いまだ明らかになっていない。主要な理論は2つあり、密集したいくつかの若い低質量星の合体によるという説、あるいは低質量星が形成されるのと同様に、重力落下の過程におけるアウトフローを伴った周辺の円盤からの質量降着によるものという説である。多くの円盤は、低質量および中質量の若い天体の周りに発見されてきたが、大質量で若い天体に星周円盤が存在するかどうかは現在も不明確で、そのような天体の一つ、M17の周囲に発見された円盤天体の質量は議論の的になっている。本論文では、ベックリン・ノイゲバウアー原始星天体の周囲にアウトフロー/円盤系の存在を示す近赤外線の偏光撮像を報告する。この天体は少なくとも太陽質量(M◎)の7倍の質量をもつ。このことは、少なくとも7M◎の質量をもつ星が、低質量星と同様の形成過程を経るという理論を強く支持する。 Full Text PDF 目次へ戻る