Letter 宇宙:大きな流星物体の大気中での分解に由来する流星塵 2005年8月25日 Nature 436, 7054 doi: 10.1038/nature03881 地球大気に突入するほとんどの流星物質の質量の多くは、融除の過程で消費されてしまう。より大きな流星物質(10 cmよりも大きなもの)には隕石として地表に到達するものがあり、普通はそれらの初期質量のおよそ1〜25%が残存する。融除された残りの物質がどうなるのかは明らかでないが、理論からはその多くがナノメートルの大きさの粒子として、凝集を通じ再凝結すると考えられている。そのような流星の「煙」の直接観測は、これまで行われていなかった。本論文では、過去10年間で最大級の流星物質の地球大気への突入・分解について報告し、残された大気中のエアロゾルの質量の主要な部分を占めたのは、マイクロメートルサイズの粒子という形であったことを示す。この結果は、大きな流星物質のほとんどが融除を通じてずっと小さな粒子へと効率的に変換されるという通常の見解に反する。我々の観測した現象が典型的なものであるとすると、大きな流星物質は長い時間スケールにわたり、地表におけるマイクロメートルサイズの流星塵の主要な供給源となっていると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る