Article 細胞:外毒素A-eEF2複合体構造はリボソームを模倣してADPリボシル化を指示する 2005年8月18日 Nature 436, 7053 doi: 10.1038/nature03871 ジフテリア、百日咳、コレラなどの疾患を引き起こす細菌は、モノADPリボシル化毒素を分泌し、細胞内のタンパク質に修飾を加える。本論文では、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の外毒素A(ETA)のフラグメントとそのタンパク質基質であるポリペプチド鎖延長因子2(eEF2)で構成され、触媒活性を持つ4つの複合体の構造を示す。eEF2にある標的残基ジフタミド(修飾ヒスチジン)は、割れ目を越えてNAD+の非加水分解性アナログであるβTADの2個のリン酸および1個のリボースと向き合う。このことは、ジフタミドがNAD+切断を誘発し、示唆されているオキサカルベニウム中間体と求核置換反応中に相互作用することを示しており、ジフタミドがADPリボシル化に必要であることがこれで説明できる。ジフテリア毒素はETAに類似する様式でeEF2を認識する可能性がある。注目すべきは、毒素と結合したβTADリン酸が18SリボソームRNAのコンフォメーション・スイッチ中にある2つのヌクレオチドのリン酸骨格を模倣することにより、ETAが一般的に行われているeEF2の認識を達成できることである。 Full Text PDF 目次へ戻る