Letter 宇宙:初期の太陽系での巨大天体衝突によるCBコンドライト隕石中の若いコンドルール 2005年8月18日 Nature 436, 7053 doi: 10.1038/nature03830 コンドルールはコンドライト隕石の主成分であり、初期の太陽を取り巻いていた原始惑星系円盤において短期間、局在的に繰り返し生じた(おそらく衝撃波によって引き起こされた)ダストの融解の間に形成されたと考えられている。コンドライト隕石中の始原的コンドルールの年代は、それらがカルシウムとアルミニウムに富んだ包有物の形成(4,567.2±0.7 Myr前)の直後に始まり、およそ3 Myr続いたことを示し、このことは若い太陽質量の星を取り巻く原始惑星系円盤が散逸する時間スケールと矛盾しない。本論文では、金属に富んだCB(Bencubbin-like)炭素質隕石であるGujba隕石(4,562.7±0.5 Myr)とHammadah al Hamra 237隕石(4,562.8±0.9 Myr)に含まれるコンドルールの207Pb-206Pb年代について報告する。これらは、単一過程である高エネルギーの現象の間に形成された。CBコンドルールのもつ比較的若い年代と単一過程によって形成されたことはともに、星雲の衝撃波による形成とは矛盾する。我々は、CB隕石中のコンドルールと金属粒子は、原始惑星系円盤中のダストがほとんど散逸した後に、生まれつつある惑星どうしの巨大天体衝突によって生じた気体-溶融体のプリュームから形成されたと結論する。したがって、これらの知見は、内部太陽系の惑星形成に関する現在の数値シミュレーションから考えられるとおり、最も初期の小惑星帯における惑星規模の天体の証拠を与えるものだ。 Full Text PDF 目次へ戻る