Letter 物理:量子化コンダクタンス原子スイッチ 2005年1月6日 Nature 433, 7021 doi: 10.1038/nature03190 現在使われている半導体デバイスの物理的、経済的な限界を破るものと期待されるさまざまなナノメートルスケールのデバイスが最近、多数研究されている。技術的な観点からは、これら「ナノデバイス」の消費電力と製造コストを低く抑えることが重要になる。本論文では、これらの条件を満たす新規のナノデバイス、すなわち、量子化されたコンダクタンスを示す原子スイッチ(QCAS)を報告する。QCASは、2本の電極が交差する位置に原子架橋を制御して形成・消滅させることによって動作する。この2本の金属ワイヤーは約1 nmの間隔をあけて配置する。その内の1本は固体電解質ワイヤーであり、これから原子架橋が生じる。このようなQCASが、室温・大気中で、1 MHzの周波数と低い動作電圧(600 mV)で「オン」状態と「オフ」状態とを切り替えられることを実証した。基本論理回路も、固体電解質電極ワイヤーを金属電極ワイヤーと交差させて容易に作製できた。 Full Text PDF 目次へ戻る