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植物科学:シロイヌナズナの根の成長およびパターン形成を制御するPINオーキシン流出促進因子ネットワーク

Nature 433, 7021 doi: 10.1038/nature03184

植物の成長調節因子オーキシンの局所的な集積は、シロイヌナズナの根のパターン形成に関与し、側根とシュートに由来する原基の伸長および発生に影響を及ぼす。しかし、オーキシンがパターン形成および器官伸長を同時に調節する機構と、オーキシン分布の原基特異的な安定化機構は不明であった。本論文では、5つのPIN遺伝子がまとまって働いてオーキシンの分布状態を制御して、一次根細胞の分裂および膨張を調節していることを報告する。さらに、これらの遺伝子群の共同作用は、オーキシン濃度が最も高い領域を絞り込み、また根の幹細胞分化の主要決定因子であるPLETHORA(PLT)遺伝子の発現するドメインを制限することにより、パターン形成に重要な役割を果たしている。PLT遺伝子群は次いで、PIN遺伝子の転写を誘導して遠位根端にあるオーキシン濃度最高領域を安定化させるために必要とされる。これらの結果は、根原基のパターン形成および成長を制御するオーキシン輸送促進体と根の運命決定因子との相互作用がネットワーク状になっていることを明らかにするものである。

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