Letter 免疫:Lipocalin 2は鉄を取り上げることで細菌感染に対する自然免疫応答を媒介する 2004年12月16日 Nature 432, 7019 doi: 10.1038/nature03104 鉄は生命を維持するために必要だが、その遊離濃度および代謝は厳密に制御されていなければならない。これはトランスフェリンやフェリチンのようなさまざまな鉄結合タンパク質を介して行われている。感染の間に細菌は、鉄を補足し、それを細菌内に輸送するシデロフォアを合成して自身のための鉄の多くを宿主から獲得する。我々は最近、細菌のカテコール化シデロフォアであるenterochelinが、宿主タンパク質lipocalin 2と結合することを実証した。本論文では、この現象が細菌感染に対する自然免疫応答に極めて重要であることを示す。侵入してくる細菌に遭遇すると、免疫細胞上のToll様受容体は、lipocalin 2の転写、翻訳そして分泌を誘発し、分泌されたlipocalin 2はその後、鉄を含むシデロフォアを取り上げることによって細菌増殖を制限する。今回の知見は、自然免疫系の新たな構成要素および感染に対する急性応答を示すものである。 Full Text PDF 目次へ戻る