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細胞:ヒトβ-グロブリンのmRNA前駆体における自己触媒的なRNA切断が転写終結を促進する

Nature 432, 7016 doi: 10.1038/nature03032

新たな証拠により、転写の終結は重要な調節段階であり、転写干渉や転写開始とも密接な関係があることが示されている。しかし、それがどのようにして起こるのかは詳しく解明されていない。最近、ヒトβ-グロブリンの転写終結に関するin vivoでの解析により、共転写切断(CoTC)という新たな現象が明らかにされた。β-グロブリンmRNA前駆体のポリ(A)部位の下流でこの最初の切断が起こることが、RNAポリメラーゼ監による効率的な転写終結には必須である。本論文では、ヒト-グロブリンにおけるCoTCの過程にRNAの自己切断が含まれることを示す。我々はCoTCリボザイムの自己触媒的なコアの特性を明らかにし、in vivoでの効率的な転写終結におけるこの部分の機能的役割を示す。同定されたCoTCコアは、他の霊長類のβ-グロブリン遺伝子の3′-フランキング領域で非常によく保存されている。機能的に、CoTCコアは粘菌類のDidymium iridisおよびPhysarum polycephalumのタンパク質コード遺伝子の3′側で連続移動的に自己切断を行うリボザイムに似ていることから、この分子機構が進化的に保存されていることが示唆される。自己触媒的切断を行う部位がmRNA前駆体内で制御されていることは普遍的な現象であり、機能的にはここが、mRNAの成熟と代謝回転、そして特に転写終結に関与するエキソヌクレアーゼが入り込む部位となっていると我々は推測する。

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