Article 発生:ショウジョウバエの発生過程におけるHoxおよび体節遺伝子による入力の直接統合 2004年10月7日 Nature 431, 7009 doi: 10.1038/nature02946 ショウジョウバエDrosophilaの胚発生において、それぞれ前後の区画からなる体節は体節遺伝子によって作られ、一方でHox遺伝子により各体節に固有の特徴が付与される。これらの2つの過程は独立に起こると考えられてきた。本研究において我々は、腹部のHoxタンパク質がHoxの標的遺伝子Distallessを抑制するために、体節の前部区画と後部区画においてそれぞれ異なる体節タンパク質Sloppy pairedと Engrailedに直接作用することを示す。これらの結果は体節タンパク質がHoxのコファクターとして働くことができることを示唆し、Hoxタンパク質による遺伝子制御というこれまで予測されていなかった体節区画の使われ方を示すものである。したがって、これらの2種類のタンパク質は協調して働き、多くの下流標的遺伝子において遺伝子発現を直接調節しているのではないかと考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る