Letter 神経:内因性カンナビノイドを介した新皮質介在ニューロンの持続的自己抑制 2004年9月16日 Nature 431, 7006 doi: 10.1038/nature02913 大脳新皮質のGABA含有介在ニューロンは、フィードフォワードおよびフィードバックの抑制を担い、いくつかの行動的機能と関連した周期的皮質活動の発生にかかわる複雑で機能的なネットワークをつくっている。我々はすでに、低閾値発火型(LTS)ではなく高速発火型(FS)のラット新皮質介在ニューロンが、高速で正確な自己抑制を、抑制的オータプス性伝達を介して行っていることを示した。今回我々は、LTS細胞が別の形式の自己抑制を行っていることを示す。LTS介在ニューロンは、FS介在ニューロンとは異なり、K+チャネルのコンダクタンス増加による著明な過分極を起こす。この自己誘発的抑制は何分間にもわたって持続するもので、細胞内Ca2+濃度上昇に依存し、カンナビノイド受容体拮抗薬のAM251によって阻害されることから、内因性カンナビノイドの自己標的性の分泌によるものと考えられる。内因性カンナビノイド依存性の緩徐な自己抑制は、強力かつ持続的な機構をもってLTSニューロン固有の興奮性を変化させる。LTSニューロンは、錐体ニューロン樹状突起上への興奮性結合の主要部位を選択的に標的としている。したがって、LTSネットワークが持続的発火後に性質を変化させると、錐体ニューロンのグルタミン酸シナプスの強度が長期間変化することになり、正常および病態生理学的な皮質ネットワーク活動に影響を及ぼす。 Full Text PDF 目次へ戻る