Letter 発生:精子細胞の分化はjunctional adhesion molecule-Cの下流にある細胞極性複合体の集合を必要とする 2004年9月16日 Nature 431, 7006 doi: 10.1038/nature02877 哺乳類の精巣における精子形成では、まず幹細胞(精原細胞)が精母細胞に分化し、続いてそれらが2回の連続した減数分裂を行うことで半数体の精子細胞が生じる。これらの細胞は、最初球形であるが、次第に伸長し、核を凝集させ、鞭毛と先体構造を獲得し、細胞質を大幅に減少させて精子となる。このような一連の連続的発生過程を精子完成というが、この過程に異常があると、成熟した精子細胞の欠失(無精子症)を引き起こし、ヒトの男性における不妊の主要な原因となる。本論文で我々は、免疫グロブリンスーパーファミリーの細胞表面タンパク質であるjunctional adhesion molecule-C(JAM-C)が、マウスにおいて球形精子細胞から精子へと分化するために決定的な役割をもつことを報告する。我々はJam-Cが球形精子細胞の極性形成に必須であることを見いだし、これはJAM-Cが細胞極性複合体の集合に機能するためであると考えている。 Full Text PDF 目次へ戻る