Letter 細胞:核の係留と紡錘体の形成に必要な微小管結合性ミオシン 2004年9月16日 Nature 431, 7006 doi: 10.1038/nature02834 細胞の非対称分裂には、紡錘体が適切な位置と方向で配置されることが不可欠で、多くの系で微小管−アクチンフィラメント(F-アクチン)の相互作用が必要とされる。このような相互作用は減数分裂の場合に特に重要で、核の係留だけでなく非対称な細胞分裂に必要とされる紡錘体の形成と回転にもかかわっている。ミオシン-10タンパク質は、ホスホイノシチド結合性の、アクチンと作用するモータータンパク質で、カルボキシ末端には機能のわからないMyTH4とFERMドメインがある。本論文では、アフリカツメガエルXenopus laevisのミオシン-10(Myo10)がin vitro、in vivoの両方で微小管と会合すること、減数分裂紡錘体がF-アクチンの多い皮質と接する部分で濃度が高いことを明らかにする。微小管の会合はMyTH4-FERMドメインを介して起こり、これらのドメインは精製した微小管と直接結合する。Myo10の機能を破壊すると、核の係留、紡錘体の形成、紡錘体とF-アクチンとの会合が破壊される。したがって、このミオシンは減数分裂時にF-アクチンと微小管細胞骨格とを一体化する上で、これまで知られていなかったきわめて重要な役割を果たしている。 Full Text PDF 目次へ戻る