Letter 物理:調和振動子と結合した磁束量子ビットのコヒーレントダイナミクス 2004年9月9日 Nature 431, 7005 doi: 10.1038/nature02831 急速に発展しつつある量子計算や量子情報の分野では、超伝導素子が固体量子ビット(キュービット)を実現するうえでの有望な候補である。単一量子ビット操作、2個の量子ビット間の直接結合、そして、量子ゲートの実現が既に報告されている。しかし、量子もつれ状態の複雑な操作、例えば、2準位系と量子調和振動子との結合などは、イオン/原子トラップや共振器量子電気力学の実験で実証されているが、超伝導素子ではまだ実現していない。本研究では、超伝導磁束量子ビット(2準位系)と超伝導量子干渉素子(SQUID)との間の量子もつれ合いを実証した。SQUIDはこの結合系の量子状態を検出する測定器として用いられる。これはまた、外部分流キャパシタと並列接続された有効インダクタンスとしての役割を持ち、調和振動子としてふるまう。マイクロ波分光測定および結合系のラビ振動の検出により、量子もつれ状態の生成と制御を実現した。 Full Text PDF 目次へ戻る