Letter 遺伝:真核生物ゲノムの転写調節コード 2004年9月2日 Nature 431, 7004 doi: 10.1038/nature02800 DNA結合性の転写調節因子は、特定の配列に結合することによってゲノムの調節コードを解釈し、遺伝子の発現を誘導または抑制する。最近では比較ゲノミクスを用い、系統学的な保存に基づいて酵母ゲノム上にシス調節配列候補が同定されているが、このような情報だけでは、転写調節因子がこのような結合部位と結合するか否か、またいつその結合が起こるかを明らかにすることはできない。今回我々は、さまざまな条件で調節因子が結合しサッカロミセス属で保存されている配列要素を同定することにより、酵母の転写調節コードのマップを初めて作成した。本論文では、プロモーター内における調節要素の構成と、調節因子によるこれらの要素の環境依存的な利用について論じる。調節要素が環境特異的に利用されることから、多数の酵母転写調節因子の機能を説明する機構モデルを予測できることがわかった。 Full Text PDF 目次へ戻る