Letter 化学:ゼオライト類似体の合成における溶媒およびテンプレートとしてのイオン性液体および共融混合物 2004年8月26日 Nature 430, 7003 doi: 10.1038/nature02860 多孔質材料の合成には難しい課題がつきものである。このことは、既知のゼオライト型化合物の新しい合成法に加えて、アルミノケイ酸塩ゼオライトやゼオライト類似体などの新種のゼオライト型化合物が非常に重要であり続けていることを意味する。通常、これらの材料は、密閉オートクレーブ内で自己圧力の下、溶媒として水を用いた水熱法で合成される。ほとんどの場合、反応混合物は有機テンプレートすなわち特定の構造を形成するよう合成経路を誘導する「構造誘導剤」を含有している。今回我々は、イオン性液体および共融混合物を用いたアルミノリン酸塩ゼオライト類似体の合成について報告する。イミダゾリウム系イオン性液体は、溶媒とテンプレートの両方の役割を果たし、異なる実験条件下で4種のゼオライト型骨格を形成する。これらの材料の構造的な特徴は、利用した溶媒の化学的な性質に由来する。イオン性液体の蒸気圧が無視できるほど低いため、周囲圧力で合成が起こり、高い熱水圧力に伴う安全上の懸念が取り除かれる。このイオン性液体を回収してさらに使用することも可能である。塩化コリン/尿素共融混合物も、新しいゼオライト型骨格の合成に使用される。 Full Text PDF 目次へ戻る