Letter 宇宙:z=3の銀河のダークマターハローに落下しているガスのライマンα輝線 2004年8月26日 Nature 430, 7003 doi: 10.1038/nature02793 クェーサーは、遠方の銀河の中心にある超大質量ブラックホールの深いポテンシャル井戸へ落下するガスが示す明らかな特性である。2つの大質量銀河が衝突し合体するとき、クェーサーが形成されることが示唆されており、このことからクェーサーは、初期宇宙における最密度超過領域の中心に発見されるはずであるという予想が導かれた。ダークマター(DM)が支配的な初期宇宙モデルでは、大質量のDMハローが周囲のガスを引き寄せ、そのガスはハローの中心に向かって落下すると予想される。中性ガスそれ自体は放射では検出できないが、そのようなクェーサーのイオン化している円錐部へ落下するガスは、水素のライマンα輝線で輝くため、DMハローが効果的に撮像される。本論文では、赤方偏移z=3でのDMハローのLyα画像を、そのガスのハローの2次元スペクトルとともに示す。我々の観測結果は、DMハローに対する標準モデルで最もよく説明され、ハローに対して太陽質量(M&taiyo;)の(2-7)×1012倍の質量が推測される。 Full Text PDF 目次へ戻る