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植物科学:サイトカイニン誘導性の反応調節因子相同体ABPHYL1による葉序の制御

Nature 430, 7003 doi: 10.1038/nature02778

葉序とは葉および花の幾何学的配列様式であって、植物学者や数学者の興味を数世紀にわたって惹きつけてきた。このようなパターンがどのようにして生じるのかはあまりわかっていないが、変異体数が不十分であることはその一因である。植物ホルモンであるオーキシンによるシグナル伝達は葉の現れる部位を決定するらしいが、この観察では異なるパターンの葉序が生じる仕組みを説明できない。トウモロコシのabphyl1(abph1)変異体では、葉が十字対生パターン(対となる葉が180°開いた位置に来る)で生じる。これは、野生型のトウモロコシや他の禾本科植物にみられる互生または二列対生の葉序とは対照的である。本論文では、ABPH1が、二成分応答調節系因子に相同であり、植物ホルモンのサイトカイニンによって誘導されることを報告する。ABPH1は、胚のシュート頂端分裂組織で発現され、その空間的な発現パターンは、サイトカイニン処理により速やかに変化する。ABPH1は、サイトカイニン誘導性のシュート分裂組織の拡大を負に調節して、茎頂で原基発生開始に利用される空間を制限することで葉序のパターン形成を制御していると考えられる。

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