Letter 生化学:イオンチャネルにつながるACh結合タンパク質におけるチャネル開閉とアゴニスト結合のカップリング 2004年8月19日 Nature 430, 7002 doi: 10.1038/nature02753 Cys-ループ・スーパーファミリーの神経伝達物質受容体は、迅速なシナプス伝達の最終段階において、アゴニスト結合を固有のイオンポアの開口に結び付ける。最近になって個々の結合およびポアドメインの原子レベルの分解能での構造データが出されたが、それらがどのように連結して機能単位となるかは明らかになっていない。本研究で我々は、原子レベルの分解能で構造が決定されているアセチルコリン(ACh)結合タンパク質をセロトニン型3A(5-HT3A)受容体のポアドメインと組み合わせることにより、2つのドメインが機能的にカップリングするための構造学的必要条件を明らかにする。ACh結合タンパク質の3つのループのアミノ酸配列を5-HT3Aに対応する配列に変えた場合のみに、AChは活性化しうる受容体に低親和性で結合し、イオンポアの開口を引き起こす。したがって、機能的カップリングには結合ドメインとポアドメインの相互作用面における構造的適合性が要求される。構造のモデリングから、結合ドメインとポアドメイン間で相互作用するループのネットワークがあり、これがこのようなアロステリックなカップリング過程を仲介することが明らかになった。 Full Text PDF 目次へ戻る