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免疫:MAPキナーゼホスファターゼ5による自然および適応免疫応答の調節

Nature 430, 7001 doi: 10.1038/nature02764

マイトジェン活性化タンパク質(MAP)キナーゼは免疫応答において不可欠な調節因子であり、その活性はキナーゼとホスファターゼによって調節されている。MAPキナーゼホスファターゼ(MKP)は、その機能が進化的に保存されていて二重特異性を有するホスファターゼのファミリーである。現在までに多くの哺乳類MKPが同定されているが、MAPキナーゼの負の調節におけるそれらの特異的な生理学的機能は遺伝学的にはわかっていない。本論文では、MKP5が存在しない場合の自然および適応免疫応答について調べた。JNK活性は、Mkp5(Dusp10としても知られる)欠損マウス細胞において選択的に増加していた。Mkp5欠損細胞は、自然免疫応答の間に非常に高いレベルの炎症性サイトカインを産生し、野生型対照細胞に比べて強いT細胞活性化を示した。しかしながら、Mkp5欠損T細胞は活性化されても増殖が起こりにくく、その結果として実験的自己免疫性脳脊髄炎に対する抵抗性が増加した。これとは対照的に、Mkp5欠損 CD4+およびCD8+エフェクターT細胞は、野生型細胞に比べてかなり高いレベルのサイトカインを産生し、その結果リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルスの2次感染に対して、はるかに強力で速やかに死に至る免疫応答が誘導された。したがって、MKP5は自然および適応免疫応答の両方において主要な機能を果たしており、免疫疾患の治療的介入のための新規ターゲットとなる。

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