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細胞:A20の脱ユビキチン化およびユビキチンリガーゼドメインがNF-κBシグナル伝達を下方制御する

Nature 430, 7000 doi: 10.1038/nature02794

転写因子NF-κBは、腫瘍壊死因子-αやインターロイキン-1βといった炎症誘発性サイトカインの作用を仲介する。NF-κBの転写活性を抑制できないと、A20欠損マウスに見られるように、慢性の炎症および細胞死が起こる。A20はNF-κBシグナル伝達の強力な阻害物質だが、その作用機構はわかっていない。今回我々は、A20が2個のユビキチン編集ドメインの共同作業によってNF-κBシグナル伝達系を抑制することを明らかにする。A20のアミノ末端ドメインはOTU(卵巣腫瘍)ファミリーに属する脱ユビキチン化(DUB)酵素で、近位TNF受容体1(TNFR1)シグナル伝達複合体に不可欠なメディエーターである受容体相互作用タンパク質(RIP)から、リシン-63(K-63)連結型ユビキチン鎖を除去する。A20のカルボキシ末端ドメインは、7個のC2/C2ジンク・フィンガーからなり、ユビキチンリガーゼとして働いて、RIPをK-48連結型ユビキチン鎖でポリユビキチン化することによって、RIPをプロテアソームによる分解へと誘導する。今回我々は、まったく新しいユビキチンリガーゼドメインを明らかにし、A20がNF-κBシグナル伝達系を下方制御するための2段階機構を同定した。これは、1個のタンパク質がユビキチンリガーゼドメインとDUBドメインを別個にもち、その両方が別個の調節作用を仲介している初めての例である。

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