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聴覚:聴覚空間手がかりの最適な神経集団符号化

Nature 430, 7000 doi: 10.1038/nature02768

音は、音源の位置によって両耳に到達する時間が異なる。この両耳間時差(ITD)は、音源の位置を知るための重要な手がかりになる。多くの聴覚ニューロンにはITDに感受性があるが、どのようにしてこれらのニューロンがITDを表現しているかは、議論の分かれる問題である。最近の研究では、古典的一般モデル(Jeffressのモデル)が種を超えて適用可能かという点が調べられている。本論文では、ITDの符号化戦略の種によるちがいが、統一的な原理で説明可能なことを示す。すなわち、符号化はその動物が本来的に遭遇するITDに対して最も正確になるようになされている。統計的手法と確率的神経モデルを用い、ITDの最適な符号化戦略は頭部の大きさと音の振動数に依存して決まることを実証した。小さな頭または低い振動数では、最適な符号化戦略は頭幅で決まる範囲外のITDに同調した二つの集団に分かれる傾向が生じる。これは小型哺乳類についての最近の観察と符合する。大きな頭または高い振動数では、最適戦略はITD同調が頭幅で決まる範囲内に一つの均質な分布を示す。これはメンフクロウでの観察結果と一致する。ヒトの場合、音響学的に測定された分布からITDを符号化する最適な戦略は振動数に依存して変わり、400 Hz以上では均質な単一分布方式が適しているが、400 Hz以下では二分集団方式が適している。

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