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生化学:CCA付加酵素によるオリゴヌクレオチド鋳型非存在下での転移RNAの成熟メカニズム

Nature 430, 7000 doi: 10.1038/nature02711

転移RNAヌクレオチジルトランスフェラーゼ(CCA付加酵素)は、必須ヌクレオチドCCAを付加することによってtRNAの機能的3'末端の成熟または修復にかかわっている。しかし、tRNAヌクレオチジルトランフェラーゼが未成熟tRNAの3'末端にCCAを鋳型核酸非存在下で付加する機構は不明である。本研究ではtRNAと複合体を形成している好熱性硫黄細菌(Archaeoglobus fulgidus)由来のtRNAヌクレオチジルトランフェラーゼの結晶構造を決定した。さらに、この酵素と、ヌクレオチドC74あるいはC75で終端しtRNAアクセプターステムに擬似するRNA2本鎖、適切に組み込まれようとしているヌクレオシド5'-三リン酸の3分子複合体の構造も報告する。単一のヌクレオチド結合ポケットが存在し、そのCTPとATPへの特異性はArg224のタンパク質側鎖とtRNAの主鎖リン酸によって決定され、それらは非相補的であるためUTPとGTPを排除する。決められた付加ステップおよび終端時のCTPとATPの区別はヌクレオチド結合部位の形と大きさの変化で決まるが、結合部位はtRNAの3'末端の伸張により漸進的に変わる。

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