スピキュールは、太陽「表面」(光球)から磁化された太陽大気下部へと上方に(約20 km s-1の速度で)推進される活動的なジェットである。それらは、太陽風によるよりも100倍の質量フラックスを太陽コロナ下部へ運ぶ。スピキュールは、観測限界(<500 km)に近い直径しかないため、1877年の発見以来ほとんど解明されていない。既存のモデルはどれも、スピキュールの遍在性、進化、エネルギー収支および最近発見された周期性を同時に説明できないのである。本論文では、モデル化と高空間分解能観測を統合し、その中で、観測される光球速度をもとに実行された数値シミュレーションが、それぞれのスピキュールに観測される発生と特性を再現することを報告する。光球速度は、対流性の粒状斑(これまでもスピキュールの形成に関係すると考えられてきた)とpモード(準正弦速度と強度パルスとして光球に見られる、太陽の全球的な共鳴音響振動)によって支配されている。我々は、これまで無視されていたpモードが重要であることを示す。傾いた磁束管に沿ってpモードは、上方への流れを引き起こしてスピキュールを形成する衝撃波を駆動するのに十分なエネルギーを、全球的な共振空胴から彩層に漏出する。