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環境:人間による純一次生産消費の全地球的パターン

Nature 429, 6994 doi: 10.1038/nature02619

ヒト個体群と人間による資源の消費は、地球生態系に大きな影響を及ぼしている。人間が及ぼす累積的影響について特に興味深い尺度は、人間が自身のために利用する地球の純一次生産の割合である。光合成を介して植物の有機物に変換される太陽エネルギーの正味の量である純一次生産は、単体炭素の単位で測定可能であり、地球生態系の一次食物エネルギー源となる。人間による純一次生産の利用は、他の種が利用できる分を減らすだけではなく、大気の組成、生物多様性のレベル、食物網内のエネルギーの流れ、重要な生態系サービスの供給量を変化させる。今回、人間が必要とする純一次生産量を示す全地球地図を作製し、これを陸上生態系で生じた総量と比較した。そして、世界における純一次生産の「供給」と「需要」の地域別のバランスシートを算出した。その結果、人間による純一次生産の利用が、ほぼゼロから、地域の一次生産量の数倍に至るまで空間的に変動することがわかった。今回の解析から、人間による消費と、これに関連する環境への影響の分布が一様ではないことが明らかとなり、ヒト個体群が純一次生産の「輸入」に依存する規模が示された。また人間による純一次生産利用の将来の伸びを遅らせるための政策上の選択肢が示唆されている。

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