Letter 海洋:海洋植物プランクトンおよび動物プランクトンの全球的な生物多様性パターン 2004年6月10日 Nature 429, 6994 doi: 10.1038/nature02593 海洋は地球表面の70%をおおっているが、海洋植物プランクトンおよび動物プランクトンの生物多様性パターンについての知識は、陸上世界の植物と草食動物の生物多様性についての知識に較べれば、非常に限られたものである。本論文では、世界の海洋のいろいろな水域における海洋プランクトン群集について生物多様性のデータを示す。陸上の植生と同様に、海洋植物プランクトンの多様性は植物プランクトンのバイオマス単峰関数であり、植物プランクトンのバイオマスが中間レベルの時に多様性は最大となり、大発生期に最小となる。予想に反して、植物プランクトンの多様性と動物プランクトンの多様性の間には関連が見られなかった。動物プランクトンの多様性は動物プランクトンのバイオマスの単峰関数である。さまざまな海洋学的特性を持った水域の環境条件に明らかな相違が見られるにもかかわらず、上記の海洋生物多様性のパターンが世界中で一様であるのは、最も興味深い点である。これらの知見は、植物と草食動物の全球的な生物多様性パターンを研究する際の新しい基準として役立つかもしれない。 Full Text PDF 目次へ戻る