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細胞:誤って折りたたまれたタンパク質の小胞体からの転移に必要な膜タンパク質

Nature 429, 6994 doi: 10.1038/nature02592

小胞体(ER)に入ったもののそこでうまく折りたたまれなかったタンパク質は、破壊されることになる。このような誤って折りたたまれたタンパク質は転移と呼ばれる過程によって細胞質へと運ばれ、そこでユビキチン化、糖鎖除去を経てプロテアソームによる分解を受け、不要ポリペプチドは排除される。誤って折りたたまれたタンパク質をERから抜き出す機構は、解明が進んでいない。ヒトサイトメガロウイルスがコードする糖タンパク質US2とUS11は主要組織適合性複合体(MHC)クラスI産物の転移を触媒し、これらを迅速に分解させる。本論文では、US11が膜貫通ドメインの働きによって、酵母のDer1pのヒト相同体へとMHCクラスI産物を運ぶことを明らかにする。Der1pは、ERで誤って折りたたまれたタンパク質の一部の分解に不可欠である。US11が触媒するMHCクラスI分子の分解には、Der1pのヒト相同体であるDerlin-1が不可欠だが、US2が触媒する分解には必要ないことがわかった。Derlin-1は、哺乳類のERから誤って折りたたまれたタンパク質の一部を抜き出すのに重要な因子だと考えられる。

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