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地球:サドベリー構造で得られた大火球の衝突による地殻再分配の地球化学的証拠

Nature 429, 6991 doi: 10.1038/nature02577

大規模な衝突クレーターが形成される際の地殻の変形および融解は、初期地球の進化に重要だったと考えられるが、そのような過程についてはよく分からないままである。カナダのオンタリオ州にある18億年前にできたサドベリー構造は直径が200 km以上あり、衝撃を受けた基盤岩、衝突により融解したシート状構造、再び降下した物質などを含む完全な衝突断面を保っている。衝突による融解物の大部分は大陸地殻の平均的組成を表していると考えるのが一般的であるが、本論文では、現在はサドベリー火成複合岩体として保存されているシート状の融解物が主に下部地殻由来であることを示す。したがって、超高速度での衝突によって大陸地殻の層状になった組成が部分的に逆転したと推測される。白金属元素存在度を含む地球化学的データを用いると、その上に重なっている砕屑物を多く含むOnaping層の基質は元々地表にあった堆積層、衝撃で融解した下部地殻、および衝突した物体そのものの混合物であることもわかった。

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