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生態:多雨林の林冠にすむ無脊椎動物のバイオマス算定値が倍増

Nature 429, 6991 doi: 10.1038/nature02560

森林の林冠は、地球の陸上バイオマスの90%と大気の間の機能的な接点であり、その中には、陸上生態系のうち最も存続が危ぶまれているものも含まれている。しかし、この生態系内のエネルギー流量や炭素循環、資源利用、物質移動を見積もるために必須な情報であるにもかかわらず、林冠全体に動植物のバイオマスがどう分布しているかについては基本的な理解すらできていない。今回我々は、普通に見られる多雨林着生植物にすみ着く無脊椎動物のバイオマスを計測し、シダの大きさとそのシダにすむ動物のバイオマスの間に著しい関連性があることを報告する。そして、大型着生植物1本に含まれる無脊椎動物バイオマスは、それが生育している樹冠の残りの部分全体で見られるバイオマスとほぼ等しい可能性があることを示す。我々はこれらのデータを使い、多雨林生態系で無視されてきた要素である着生植物の動物相を含めると、多雨林の林冠全体における無脊椎動物の総バイオマスの算定値はこれまでの2倍を超えうることを明らかにする。

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