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気候:鮮新世における漸進的な全球的寒冷化に起因する地域的な気候変化

Nature 429, 6989 doi: 10.1038/nature02567

過去400万年の間に地球の気候は、全球的な表面温度が今日より約3℃高く、氷床が狭くて海水面が高い温暖な状態から、現在のより寒冷な状態へと全球的に変化してきた。プレートテクトニクスに基づく変化とそれが海洋の熱輸送に及ぼす影響が、約275万年前の北半球の顕著な氷河形成の始まりを含む上記の変遷を引き起こす強制力として考えられてきたが、この気候変動の根本的な原因については、なお議論のあるところである。本論文では、高緯度域、亜熱帯域、熱帯域の気候の記録を比較して、大きな氷期間氷期サイクルの始まりが、低緯度域における特定の気候の再編成現象と一致しなかったことを示す。寒冷化が始まる時期の地域差は、全球的な寒冷化が、以前に考えられていたような単一の閾値もしくは一時的な現象に対する応答というよりも、漸進的な過程であったことを意味している。さらに、太陽による加熱の変動に対する高緯度域の気候感度が徐々に増大し、熱帯および亜熱帯の冷水の湧昇が200万年前に確立された後に頂点に達したことが見いだされた。この結果は、低緯度域の平均的な気候条件が、全球的な気候のフィードバックに大きく影響し得ることを示唆している。

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